不貞行為(浮気・不倫)相手へ慰謝料請求するために必要な条件
〇この記事を読むのに必要な時間は約2分58秒です。
不貞行為(浮気・不倫)相手への慰謝料請求するために必要な条件をお伝えします。
①肉体関係(性的関係)があったこと
キスや映画、プラトニックな関係の場合には、責任を追及できません。
②不貞行為の相手が、既婚者であることを知っていた場合
配偶者が「自分は独身だ」と言っており、相手方が独身と信じ、だまされて関係を持っていた場合には不法行為責任は問えません。
③不貞行為が、夫または妻の脅迫や暴力によるものではないこと
配偶者が相手に対して、脅したり、レイプをした場合は、相手に責任を追及できません。この場合、配偶者に対しての請求は可能です。
④夫婦関係が破綻していないこと
不貞行為の開始時、すでに夫婦関係が破綻していた、という場合には、「不貞行為」とはいえません。
⑤請求時、時効にかかっていないこと
不法行為の消滅時効は、相手方を知ったときから3年、または行為の時から20年です。
⑥請求権を放棄していないこと
調停や離婚協議書、その他において、夫(妻)から相当額を受け取った場合、または書面において放棄している場合には請求できないケースがあります。
⑦不倫(浮気)の証拠があること
証拠が無くても慰謝料請求はできますが、裁判になった場合には証拠がないと請求が認められません。
⑧不貞行為(浮気・不倫)相手の名前・住所を知っていること
相手の名前、住所が不明では、内容証明郵便を送ることもできませんし、裁判の手続きを行うこともできません。たとえば配偶者の携帯電話に不倫の証拠となるメールを発見したとしても、配偶者が誰とやり取りしていたか分からなければ、慰謝料請求を行うことは困難です。
慰謝料請求をお考えの方は、一人で悩まず、まずは専門家に相談することをお勧めします。当事務所の弁護士は不貞行為(浮気・不倫)に関する慰謝料請求の経験が豊富にあります。あなたにとって一番よい解決方法を提案します。お気軽にご相談ください。
不倫の慰謝料に関する記事
・SNS(LINE、Facebook等)と不貞(浮気・不倫)行為の証拠の有効性
・不貞行為(浮気・不倫)相手へ慰謝料請求するために必要な条件
取手駅前法律事務所
最新記事 by 取手駅前法律事務所 (全て見る)
- 妻の生活態度が悪いことを原因に、100万円の解決金を支払い協議離婚を成立させた事例 - 2021年1月18日
- 未払の養育費について、元夫に対し内容証明を発送して回収した事例 - 2021年1月18日
- 財産分与で、保険の解約返戻金額が問題となった事例 - 2021年1月18日
慰謝料の解決事例
- 妻と不貞相手の双方に不貞行為の慰謝料請求訴訟を行い、妻から100万円、不貞相手から70万円を回収した事例
- 内容証明郵便で不貞行為の慰謝料請求を行い、任意で200万円の支払いを受けた事例
- 不貞行為の慰謝料請求訴訟を行い、分割で慰謝料の支払いを受ける和解を成立させた事例
- 不貞行為の慰謝料請求訴訟を行い、双方から合計180万円を回収した事例
- 不貞相手の夫に対して不貞相手とともに合計200万円を支払う内容で和解をした事例
- 不貞行為の慰謝料を請求され、120万円を支払う内容で和解をした事例
- 不貞行為の慰謝料請求訴訟で120万円を支払う内容で和解をした事例
- 不貞行為の慰謝料請求をされ、訴訟にて100万円で和解をした事例
- 訴訟で不貞行為の慰謝料請求をされ150万円の支払いで解決した事例
- 不貞行為の相手方に対し、訴訟において慰謝料請求をした事例
- 妻の不貞相手から訴訟で慰謝料220万円が認められた事例
- W不倫で、一方が慰謝料を支払う内容で示談を成立させた事例
- 訴訟で、妻の不貞行為の相手方から慰謝料180万円を回収した事例
- 妻の不倫相手から、慰謝料を50万円回収した事例
- 夫の不倫相手から、慰謝料を220万円回収した事例
- 妻の不貞行為の相手方から慰謝料200万円を回収した事例
- 妻が複数の男性と不貞行為をしていたという事例
- 不倫相手の夫が、不倫していたことを家族にばらす恐れがあったが、ばれずに示談できた事例
- 妻の不倫相手から、慰謝料250万円を回収した事例
- 不倫相手の夫から請求された慰謝料を300万円減額した事例
- 夫の不倫相手から、慰謝料を130万円回収した事例
- 約500万円の慰謝料を受け取る等の内容で調停離婚を成立させた例(妻側)