離婚したいが周囲の目が気になる方へ
〇この記事を読むのに必要な時間は約3分14秒です。
現在は夫婦の3組に1組が離婚している状況です。ですので、離婚自体珍しいことではなく、ことさらに周囲の目を気にする必要はありません。
そうはいっても、ご自身のまわりに離婚経験者がいないような場合には、どうしても周囲の目が気になってしまうものです。また、お子さんがいらっしゃるような場合には、その分、社会との関わり合いが広がっていますので、周囲にばれずに離婚の話を進めるのは大変かもしれません。
そのような場合、周囲に知られることを必要最小限に留めるために以下の点に気をつけてください。
1 知人に相談しない
仲のよい知人に相談すると親身になって話を聞いてくれるかもしれませんが、知人には守秘義務はありません。ですので、いくら「ここだけの話にしておいて」と頼んでも、知人から話が広がってしまう可能性は否定できません。
これに対し、相談相手が身内であれば、噂が広まってしまうということはあまり想定できませんが、どれだけ具体的なアドバイスを受けることができるかは未知数です。
上記を踏まえると、相談をするのは弁護士が無難です。弁護士には守秘義務がありますので、相談内容はもちろん、誰が相談にきたかについても他言しません。また、弁護士は知人や身内よりも法的知識がありますので、具体的で的確なアドバイスを受けることができます。
2 子どもがいる場合、幼稚園や学校には伝えておく
できれば幼稚園や学校にも伝えずに離婚の話を進めたいかもしれませんが、別居中の配偶者が子どもを一方的に連れ去っていくような事案もあります。
前述したように夫婦の3組に1組が離婚している現状においては、幼稚園や学校もそれなりに経験や対処方法を有していますし、そこから噂が広まるということは考えづらいです。
そこで、幼稚園や学校には、現状をきちんと伝えておいた方がよいでしょう。
3 離婚時期を節目に合わせる
子どもの進学時、進級時等の節目に合わせて離婚をすれば、ご自身が旧姓に戻って、子どもも旧姓に変えようとする場合、周囲への影響は少ないです。
ただ、離婚は相手方のある話ですので、いくら一方がタイミングを計って離婚をしようとしても、先方との間で折り合いがつかなければ、離婚をすることはできません。交渉が難航することを想定してできるだけ早めに話し合いを開始することも有効だと思います。
そして、当事者間での話し合いが難しいと感じれば、少しでも円滑に協議を進めるように弁護士に依頼して交渉窓口となってもらうことが無難です。
あとは、婚姻時の名字を離婚後も使用することができますので、その方法を選択すれば周囲には離婚したことはわかりません。
取手駅前法律事務所の離婚サポート
離婚問題でお悩みの方へ
当事務所は、取手・守谷・龍ヶ崎を中心とした茨城南エリアの方から年間100件近い離婚相談をお受けしております。
離婚問題でお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
初回相談30分無料!
>>ご相談の流れ
取手駅前法律事務所
最新記事 by 取手駅前法律事務所 (全て見る)
- 不貞行為の相手方に対し、訴訟において慰謝料請求をした事例 - 2021年8月13日
- 妻の生活態度が悪いことを原因に、100万円の解決金を支払い協議離婚を成立させた事例 - 2021年1月18日
- 未払の養育費について、元夫に対し内容証明を発送して回収した事例 - 2021年1月18日