不倫相手に慰謝料請求したい方へ

この記事を読むのに必要な時間は約5分49秒です。

慰謝料に関して以下のようなお悩みはありませんか?

・夫(妻)の浮気をやめさせたいので、慰謝料の請求したい

・夫、妻を愛しているので、何とかして浮気(不倫)相手との交際をやめて欲しい

・今後の生活が不安なので、離婚はしたくないが、夫(妻)の浮気相手には慰謝料
を請求したい

・子供の将来のことを考えると今は離婚をしようと思っていないが、夫(妻)の
浮気相手には慰謝料は請求したい

・離婚はするつもりないが、夫(妻)と浮気相手の両方に慰謝料を請求したい

このように、離婚はしないが、夫(妻)や浮気相手に慰謝料請求はできるのかという質問が当事務所にもよくあります。

配偶者だけでなく、不倫の相手方に慰謝料を請求できるか?という質問を良く頂きますが、不倫の相手方に対しても慰謝料を請求することは可能です。配偶者との離婚手続と並行して、或いは離婚はしない場合でも、不倫相手に慰謝料を請求する、というケースがしばしばみられます。

不倫相手への慰謝料はどれくらい請求できるのか?

慰謝料の金額は数十万円から300万円程度であることが多いと言えます。慰謝料請求額は、不貞を行った期間や回数、それから浮気(不倫)相手の財力により変わってきます
但し、不貞のあった時点で既に婚姻関係が破綻していたとみなされる場合には、慰謝料請求が認められない例もあります。

弁護士に相談するタイミングとしては、夫(妻)が浮気しているかもしれないと疑うことがあった段階で相談されることをおススメします。この段階で弁護士に相談するのは勇気がいることかもしれませんが、慰謝料請求の経験豊富な弁護士に相談しておくことで、気持ちが落ち着き、今後のことを冷静に考えた行動が取れるでしょう。(また、浮気調査に強い調査会社を御紹介させていただきます。)

慰謝料請求をする手順

不倫の相手方が特定されている事が大前提ですが、慰謝料請求をする場合、まずは「話し合い」ということになります。但し、この場合、単に「話し合いたい」と申し入れても、無視されたり、変にもつれたりすることがしばしばあります。
弁護士に相談し、内容証明を送った上で、弁護士を代理人として話し合うのが良いと思われます。(詳しくは、「慰謝料請求するには」をご確認ください。)

不倫相手へ慰謝料請求するために必要な条件

①肉体関係(性的関係)があったこと

キスや映画、プラトニックな関係の場合には、責任を追及できません。

②不貞行為の相手が、既婚者であることを知っていた場合

配偶者が「自分は独身だ」と言っており、相手方が独身と信じ、だまされて関係を持っていた場合には不法行為責任は問えません。

③不貞行為が、夫または妻の脅迫や暴力によるものではないこと

配偶者が相手に対して、脅したり、レイプをした場合は、相手に責任を追及できません。この場合、配偶者に対しての請求は可能です。

④夫婦関係が破綻していないこと

不貞行為の開始時、すでに夫婦関係が破綻していた、という場合には、「不貞行為」とはいえません。

⑤請求時、時効にかかっていないこと

不法行為の消滅時効は、相手方を知ったときから3年、または行為の時から20年です。

⑥請求権を放棄していないこと

調停や離婚協議書、その他において、夫(妻)から相当額を受け取った場合、または書面において放棄している場合には請求できないケースがあります。

⑦不倫(浮気)の証拠があること

証拠が無くても慰謝料請求はできますが、裁判になった場合には証拠がないと請求が認められません。

>>SNSと不貞行為の証拠の関係性について

⑧不貞行為(浮気・不倫)相手の名前・住所を知っていること

相手の名前、住所が不明では、内容証明郵便を送ることもできませんし、裁判の手続きを行うこともできません。たとえば配偶者の携帯電話に不倫の証拠となるメールを発見したとしても、配偶者が誰とやり取りしていたか分からなければ、慰謝料請求を行うことは困難です。

 

不倫の慰謝料請求を弁護士に依頼するメリット

まず、不貞相手の情報が十分でない場合、携帯電話の番号などが判明していれば、弁護士会照会という制度を利用することにより、不貞相手の情報を取得することができるかもしれません。この制度を利用できるのは弁護士のみです。

また、不貞相手に慰謝料を請求する場合、確保している証拠の内容によって交渉時の態度を変えなければなりません。不貞行為を証明するのに十分な証拠であれば強気に交渉できますし、そうでなければ慎重に交渉していく必要があります。証拠としての価値を事前に弁護士に相談して確認しておくことで、今後の見通しが立てやすくなります。

さらに、不貞相手が交渉に応じない場合には、訴訟提起をするか諦めるかの二者択一となります。諦める場合には弁護士は必要ありませんが、訴訟提起を検討しているのであれば、今後の手続きには弁護士が必須となります。

慰謝料請求をお考えの方へ

慰謝料請求をお考えの方は、一人で悩まず、まずは専門家に相談することをお勧めします。当事務所の弁護士は不貞行為(浮気・不倫)に関する慰謝料請求の経験が豊富にあります。あなたにとって一番よい解決方法を提案します。お気軽にご相談ください。

以下のようなことでお悩みの方は、弁護士にご相談ください。

○不倫相手に慰謝料を請求したい
○不倫相手に慰謝料を請求したいが、修羅場にはしたくない
○離婚する気はないが、不倫相手に慰謝料を請求すべきかどうか、相談したい

 >>ご相談の流れ

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