財産分与として共有財産を全て支払って協議離婚を成立させた事例
〇この記事を読むのに必要な時間は約2分1秒です。
依頼者:30代夫
相手方:20代妻
離婚原因:妻の暴力、暴言
離婚等の種類:協議
解決金:約30万円/支払い方法:一括/受任から解決までの期間:4ヶ月
事案
夫が妻の暴力、暴言に耐えられなくなり、何もいらないからともかく離婚したいと希望した事案です。
当初、妻は復縁を希望しており、離婚をするとしても納得のいく説明がない場合には離婚に応じないと言って、直接の話し合いを要求してきたため、弁護士立ち会いのもと話し合いが行われました。
その後、妻は、今度は、弁護士抜きで2人きりで話し合いをしたいと要求をしてきました。当方としては、伝えるべきことは全て伝え済みであるため、これ以上は話し合いをするつもりはなく、協議離婚をする意思がないのであれば、調停を申し立てる旨伝えたところ、先方も復縁を断念し、協議離婚を成立させることができました。
弁護士からのコメント
本件は妻に離婚を決意してもらうこととが一番大変でした。
妻は、何度も直接の話し合いを要求してきましたが、2回目以降の話し合いは毅然とした態度で断り、然るべき手続(調停)を進める旨を伝えたのが功を奏したようでした。
先方が主導権を握って話しを進めようとすることがありますが、相手のペースに乗ることなく、あくまでこちらのペースで話しを進めることも重要です。ただし、一律にそのような対応をすればよいというわけではなく、先方の性格を踏まえたうえで個別に対処しないと、かえって解決が遅くなることもありますので注意が必要です。
財産分与については、きっちり折半する方法でもよいですが、金額がそれほど大きくないのであれば、本件のように手切れ金のつもりで先方に全て渡してしまってもよいでしょう。そのほうが先方が離婚に応じてくれる可能性が高まります。
その他
取手駅前法律事務所
最新記事 by 取手駅前法律事務所 (全て見る)
- 不貞行為の相手方に対し、訴訟において慰謝料請求をした事例 - 2021年8月13日
- 妻の生活態度が悪いことを原因に、100万円の解決金を支払い協議離婚を成立させた事例 - 2021年1月18日
- 未払の養育費について、元夫に対し内容証明を発送して回収した事例 - 2021年1月18日
協議離婚の解決事例
解決事例の解決事例
- 不貞行為の相手方に対し、訴訟において慰謝料請求をした事例
- 妻の生活態度が悪いことを原因に、100万円の解決金を支払い協議離婚を成立させた事例
- 未払の養育費について、元夫に対し内容証明を発送して回収した事例
- 財産分与で、保険の解約返戻金額が問題となった事例
- 財産分与にて退職金を考慮したうえで調停離婚を成立させた事例
- 訴訟において離婚が成立した事例
- 妻と不貞相手の双方に不貞行為の慰謝料請求訴訟を行い、妻から100万円、不貞相手から70万円を回収した事例
- 協議段階で双方に代理人がつき公正証書を作成する形で離婚を成立させた事例
- 内容証明郵便で不貞行為の慰謝料請求を行い、任意で200万円の支払いを受けた事例
- 不貞行為の慰謝料請求訴訟を行い、分割で慰謝料の支払いを受ける和解を成立させた事例
- 養育費を決める際、私立高校進学に関する授業料が考慮されなかった事例
- 不貞行為の慰謝料請求訴訟を行い、双方から合計180万円を回収した事例
- 不貞相手の夫に対して不貞相手とともに合計200万円を支払う内容で和解をした事例
- 財産分与で、不動産の価値が問題となった事例
- 財産分与で、別居直前の預貯金の現金化が問題となった事例
- 公証役場で離婚協議書を作成した事例
- 不貞行為の慰謝料を請求され、120万円を支払う内容で和解をした事例
- 不貞行為の慰謝料請求訴訟で120万円を支払う内容で和解をした事例
- 共有財産である預貯金の財産分与について争いがあり、別居時の財産状況を基準に調停で離婚が成立した事例
- 離婚協議書の案文の作成を行った事例
- 不貞行為の慰謝料請求をされ、訴訟にて100万円で和解をした事例
- 住宅購入の際の親からの援助につき、割合的な金額で計算した事例
- 別居中の妻との間で算定式により婚姻費用を定めた事例
- 訴訟で不貞行為の慰謝料請求をされ150万円の支払いで解決した事例
- 不貞行為の相手方に対し、訴訟において慰謝料請求をした事例
- 不貞行為の疑いがあったため、双方の夫婦間で誓約書を作成した事例
- 面会交流の調停申立書を作成した事例
- 妻の不貞相手から訴訟で慰謝料220万円が認められた事例
- 離婚訴訟において、慰謝料請求部分を断念させた事例
- W不倫で、一方が慰謝料を支払う内容で示談を成立させた事例
- W不倫で、今後の接触を禁止する合意書の作成に留まった事例
- 訴訟で、妻の不貞行為の相手方から慰謝料180万円を回収した事例
- 審判で面会交流の内容が決まった事例
- 妻が夫の暴言、暴力を主張して離婚訴訟まで行ったが、判決では慰謝料が認められなかった事例
- 離婚調停にて、財産分与を検討する際、将来支給される見込みの退職金の額につき争いがあった事例
- 離婚訴訟を取り下げ後、再度調停を行った事例
- 協議離婚後、合意内容通りの支払いがなかったため訴訟を行ったという事例です。
- 妻の不倫相手から、慰謝料を50万円回収した事例
- 夫の不倫相手から、慰謝料を220万円回収した事例
- 弁護士受任後1週間で協議離婚が成立した事例
- 妻の不貞行為の相手方から慰謝料200万円を回収した事例
- 妻が複数の男性と不貞行為をしていたという事例
- 不倫相手の夫が、不倫していたことを家族にばらす恐れがあったが、ばれずに示談できた事例
- 事実婚の父の死後、子が認知訴訟を行い、これが認められた事例
- 夫婦と子どもの血液型から親子関係が否定された事例
- 妻の不倫相手から、慰謝料250万円を回収した事例
- 浮気した妻に400万円の慰謝料を認めさせ、調停離婚を成立させた事例
- 不倫相手の夫から請求された慰謝料を300万円減額した事例
- 夫の不倫相手から、慰謝料を130万円回収した事例
- 夫の不倫相手から、裁判で180万円の慰謝料を受け取る内容の和解を成立させた例
- 離婚後、養育費を減額する審判を取得した例(妻側)
- 妻からの請求金額を約700万円減額して裁判上の和解を成立させた例(夫側)
- 約500万円の慰謝料を受け取る等の内容で調停離婚を成立させた例(妻側)